はじめに|iDeCoって気になるけど難しそう?
「そろそろ老後も考えなきゃなあ」と思い始めた40代。
そんなときによく耳にする言葉が、「iDeCo(イデコ)」。
でも、
- 難しそうでよくわからない
- 今さら始めても遅いんじゃないか?
- 結局、得なのか損なのか分からない
──そんなふうに感じていませんか?
大丈夫です。
実は、40代からのiDeCoスタートでも、十分に間に合います。
この記事では、
✅ iDeCoのしくみ
✅ 40代が知っておくべきメリット・デメリット
を、初心者向けにわかりやすく解説していきます。
将来への不安を、今日から一緒に少しずつ減らしていきましょう。
iDeCoとは?|ざっくり言うと「自分で作る年金」
まず、iDeCoとは何かを超シンプルに説明すると、
「自分でお金を積み立てて、自分で年金を作る仕組み」です。
特徴は、3つ。
- 毎月積み立てる(金額は自分で決める)
- 運用商品を自分で選ぶ(投資信託や定期預金など)
- 60歳以降に受け取れる(一括 or 分割)
これだけ聞くと普通の貯金と似ていますが、
iDeCo最大のメリットは「税制優遇」にあります。
iDeCoのメリット|知らなきゃもったいない3つの特典
① 毎月の掛金が所得控除される
積み立てた金額は、全額「所得控除」されます。
つまり、
- 年収500万円の人が、
- 毎月2万円をiDeCoに積み立てた場合、
- 年間24万円が所得から差し引かれる
→ 所得税と住民税が安くなり、年間5〜6万円節税できるケースも。
② 運用益も非課税
通常、投資で利益が出ると約20%の税金がかかりますが、
iDeCo内で得た利益はすべて非課税です。
長期間コツコツ積み立てるほど、非課税メリットは大きくなります。
③ 受取時にも控除あり
60歳以降にiDeCo資金を受け取るとき、
- 一時金で受け取れば「退職所得控除」
- 年金形式で受け取れば「公的年金控除」
いずれも税金が優遇されます。
iDeCoのデメリット|事前に知っておきたい注意点
① 60歳まで引き出せない
iDeCoに積み立てたお金は、原則60歳まで引き出し不可。
途中で「急な出費が…」となっても使えないので、
生活費に余裕を持ったうえで始める必要があります。
② 元本割れリスクがある
運用商品を投資信託にすると、
景気悪化や市場変動によって、
積立額よりも減ってしまうリスクもあります。
定期預金型を選べばリスクは低いですが、
その分リターンも小さくなります。
③ 手数料がかかる
iDeCoには、
- 加入時手数料(2,829円)
- 運用中の管理手数料(毎月約170円〜)
など、細かいコストがかかります。
手数料を抑えたいなら、ネット証券などを活用するのがおすすめです。
iDeCoの運用商品選び|失敗しないための3つのコツ
iDeCoでは、定期預金・保険商品・投資信託など、
自分で運用商品を選ぶ必要があります。
「難しそう…」と思うかもしれませんが、
大事なのはたった3つのポイントだけ。
① コストが安い商品を選ぶ
特に投資信託を選ぶなら、信託報酬(運用コスト)に注目しましょう。
年0.1%台など、低コストのインデックスファンドが基本です。
② 分散投資できる商品を選ぶ
世界中に分散投資できる「全世界株式型」や、
「バランス型ファンド」も選択肢になります。
1本で幅広い地域・資産クラスに分散できるので、初心者にぴったりです。
③ 元本保証型は「守り」として使う
定期預金型の商品もありますが、
これは増える力は弱いものの、
元本割れリスクゼロという安心感があります。
全額を定期預金にするよりも、
少額だけ守りに使う、という考え方が現実的です。
iDeCoの運用は、「堅実・シンプル・分散」が基本。
迷ったら、まずは低コスト&分散型商品からスタートしましょう。
40代で始めるiDeCo|向いている人・向かない人
向いている人
- 給与所得があり、節税メリットを受けたい
- 60歳まで使う予定のない余裕資金がある
- 老後資金の積立を着実に進めたい
向かない人
- 生活費ギリギリで、急な出費リスクが高い
- 数年以内に大きなお金が必要な予定がある
- 安定した収入が今後見込めない
40代は、
「老後資金を育てる最後のゴールデンタイム」ともいえます。
無理のない範囲で、今からコツコツ積み立てを始める価値は十分にあります。
新NISAとの違い|「使いやすさ」と「目的」で考えよう
よくある質問ですが、「新NISAとiDeCo、どっちがいいの?」
これは、ズバリこう考えましょう。
- 新NISA=資産形成の自由度が高い(引き出し自由)
- iDeCo=老後資金専用(引き出し不可だけど節税大)
つまり、「目的」や「流動性ニーズ」によって使い分けるのが正解です。
40代なら、
- 新NISAで流動性確保
- iDeCoで老後資金確保
この「両輪運用」が理想ですね!
まとめ|40代からでも、まだ間に合う
iDeCoは、始めるのが早ければ早いほど有利な制度です。
でも、40代からでも決して遅くはありません。
今ここでスタートすれば、
60歳時点で数百万円〜1000万円近い資産を作れる可能性だってあります。
大切なのは、「焦らず、無理せず、続ける」こと。
次の記事では、
「年収500万×資産ゼロ40代が月1万円でできる資産形成プラン」を詳しく紹介しています!
あなたにぴったりの運用プランを見つけるために、
ぜひ続けて読んでみてくださいね。
▶︎ 年収500万×資産ゼロ40代が月1万円でできる資産形成プラン
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